「蒸留の仕事を一緒にはじめた仲間のほとんどが、今はやめてしまいました。」 昨今のようなアロマセラピーブームもなく、販路を確保できなかったのが大きな要因だという。そんな状況下で、堀江さんは工場から排出される臭いを消すという分野に目をつけたのが分け目になった。 ただ、水蒸気蒸留の抱える問題点は、とにかく時間がかかりすぎるということだった。ひとつの窯で1日1回抽出することしかできない。これでは効率が悪く森の間伐材をすべてさばくことは難しい。
堀江さんの身体を救ったヒノキの石鹸ほどの力をもつか。ユノカでも東濃のヒノキ葉精油とヒノキ葉水で石鹸を作ってみます!と約束を交わし、東濃の地を離れた。